沖縄のシーサー入門|役割・歴史・狛犬との違いを在住パパ目線でやさしく解説
沖縄で暮らしてると、シーサーって“景色の一部”みたいに当たり前にいます。でもある日、子どもにこう聞かれて、急に気になったんです。
「パパ、あの子、なんで屋根の上にいるの? 口、なんで開いてるの?」
そこから見方が変わりました。シーサーは置き場所も表情もバラバラに見えるけど、じつは“役割”がちゃんとあるんです。このページでは、沖縄在住の子育てパパ目線で、シーサーの役割・歴史・狛犬との違いまでを、できるだけやさしくまとめました。
この記事で分かること
- シーサーの基本の役割(魔除け・守り・福を招くイメージ)
- 口(阿吽)・目・玉など「顔のパーツ」に込められた見方
- 由来・歴史と、狛犬との違い(暮らし目線で整理)
- 置き方(向き)・体験スポット・DIY・一点ものシーサーは別記事で深掘りできる
置き方や向き(玄関の内外など)は別記事で詳しく紹介しているので、気になる方は最後にあわせてどうぞ。→ シーサーの置き方・向き・玄関別ガイド
シーサーってどんな存在?県内在住パパのひと言でいうと…
休日の午後。子どもを後ろに乗せて、那覇の街をのんびりドライブしてたんです。赤い瓦屋根が続く通りを曲がった瞬間――
屋根の上から、口を大きく開けたシーサーが どーん。
「……見てる。めっちゃ見てる。」
後部座席から、うちの子が小声で聞いてきました。
「パパ、あの子、なんで屋根の上にいるの?」
……と思ったら、間髪入れずにもう一発。
「ねえ、あれって吠えてるの? それとも笑ってるの?」
沖縄では、シーサーは特別な“観光名物”というより、そこにいて当たり前の、ご近所さんみたいな存在です。コンビニの駐車場のすみっこにちょこんといたり、昔から続く商店の屋根の上で、ずっと街を見守っていたり。あと、個人的に「沖縄だな〜」ってなるのが 整備工場の入口。ピットの手前に、なぜか堂々と座ってて、
「車も人も、ついでに“よくないもの”もチェックしとく?」
みたいな顔してる子がいるんです。毎日見ていると、こっちもつい、心の中で声をかけちゃいます。
「今日もちゃんと見張ってくれてるな〜」
県内在住の感覚でひと言でまとめるなら、シーサーは 「家やお店、街をそっと見守ってくれる守り神」 です。魔除け(よくないものを遠ざける)や、福・良いご縁を招く存在として語られることも多いです。
シーサー、屋根だけじゃない。足元にも、入口にも、こっそりいる
沖縄のシーサーって、屋根の上で「ドヤ顔してる守り神」だけじゃないんです。街を歩いてると、突然こう思います。
「……え、そこにも居るの?」
-
足元にいる(マンホールのシーサー)
那覇だと、シーサーデザインのマンホールがあって、探しはじめると地味に楽しい。子どもが「踏んでいいの?」って言うんだけど、たぶんシーサーは気にしてない。むしろ見張り強化中。
屋根だけじゃない。沖縄では“足元”にもシーサーがいる。 -
入口にいる(お店の前・工房・商店)
玄関の守り神って聞くと“家”のイメージだけど、沖縄は店先にも普通にいる。「いらっしゃい」より先に“守ってる”感じがするのが、また沖縄っぽい。 -
整備工場にいる(個人的に好き)
工場の入口でピットを見ながら座ってる子がいる。たぶん仕事は「厄と故障の侵入チェック」。車も人もまとめて守るスタイル。 -
ド迫力でいる(観光施設のゲート上)
入口に複数体ドン!っている場所は、子どもがテンション上がる。「あれ全部ボス?」って聞かれたら、こっちも説明に困る。たぶん全員ボス。
ヒロ的まとめ:シーサーは“置き場所”でキャラが変わる。
屋根=見張り隊長、入口=番犬、足元=ストリートの守り、整備工場=万能ガーディアン。
……で、ここからが面白いところなんだけど。さっき子どもが言ってたやつ。
「吠えてるの?笑ってるの?」
実はこれ、ちゃんと意味があるんですよ。難しい話じゃなくて、“玄関で毎日見てるシーサー”を観察するだけでOK。
口・目・玉…シーサーの形やパーツに込められた意味
ある夜、玄関の電気を消す前に、うちのシーサーを子どもと一緒に眺めていました。昼に見ると「いつもの置物」なのに、夜に見るとちょっとだけ頼もしさ増しません?あれ不思議。
すると、うちの子がいきなり探偵モード。
「この子、なんで口開けてるの?」
「こっちは玉持ってるね。これ、何守ってるの?」
……質問の角度が鋭い。こっちは玄関で靴そろえる係なのに、急に“シーサー解説係”が始まりました。
毎日通り過ぎてるだけだと気づかないんですよね。でも、じっくり顔を合わせてみると、シーサーには小さな“サイン”がいっぱい隠れてます。
口を開けたシーサーと、閉じたシーサー
よくあるのが、右と左で「口の形」が違うペア。
- 口を大きく開けている子
- ぎゅっと口を閉じている子
県内でも解釈はいろいろあるんですが、よく紹介されるイメージはこんな感じです。
- 口を開けたシーサー:福や良いご縁を取り入れてくれる(「入ってこーい!」係)
- 口を閉じたシーサー:入ってきた福を逃がさないように守ってくれる(「出ていくな!」係)
阿吽(あうん)の「ア」と「ウン」みたいに、2体で役割分担してると思うと、玄関のペアが急にチームに見えてきます。
うちの子はここで一言。
「じゃあ、この子たち…“玄関のセキュリティ”ってこと?」
そう。玄関の警備員(しかも24時間勤務)です。
阿吽(あうん)・左右・オス/メスって決まりはある?
ここ、いちばん聞かれるポイントなんですが、先に大事な注意書きです。
シーサーは地域や作り手、家ごとに“解釈の幅”がある文化なので、左右や雌雄は「必ずこう」と言い切れない部分があります。
- 阿吽(口の開閉):ペアで「取り込み役/守り役」として説明されることが多い
- 左右:「向かって右が口開け」などの説明もあるけど、置かれ方や作品で逆もある
- オス/メス:近年は“雌雄”として作られる作品も増えている(ただし表現は作品ごとに違う)
- 1体だけでもOK?:昔は屋根に単体でシーサーが置かれることも多かった。「1体=NG」ではない
ヒロ的にいちばん安心なのは、「この家(店)の入口を守る担当」として、自分の暮らしにフィットする置き方にすること。迷ったら、ペアでも単体でも、まずは「入口を見張れる場所」に置けばOKです。
目力・たてがみ・しっぽに込められた“気迫”
シーサーの顔って、目がキリッとしてる子もいれば、ちょっと眠そうな子もいます。
- 目力の強いシーサー:邪気をにらみつけてくれそうな頼もしさ
- まるい目のシーサー:家の子どもたちを見守る、やさしい雰囲気(近所の優しいおじさん感)
さらに作家さんによって全然違うのが、たてがみとしっぽ。
- 炎みたいにギザギザしたたてがみ
- くるっとカールした、やわらかいラインのしっぽ
ここはもう、“強さ”をどう表現するかのデザイン勝負。同じ守り神でも、表情とシルエットでキャラが立ってくるのが面白いところです。
玉やボールを持っているシーサーの意味
子どもにいちばん聞かれやすいのがこれ。
「なんで玉持ってるの?ボール?」
玉(ボール)を持っているシーサーは、家の宝物・家族の幸せ・お店にとって大事なものを象徴すると語られることが多いです(ここも諸説あり)。
私目線でいうと、こんな感じ。
「あなたの大事なものは、こっちでちゃんと抱えて守っておきますね」
…って、シーサーがボールをぎゅっと抱えてくれてる。「何か大切なものを預かってくれている」と思うと、見ているこっちも自然と姿勢がしゃんとします。
シーサーは“表情”じゃなくて「役割」で見ると風水的な面白さもある
人に説明するとき、いちばん伝わりやすいのがこれ。シーサーは「怖い/かわいい」より、“担当が分かれてる”と思うと一気にイメージしやすくなります。しかもこれ、沖縄の守り神の考え方だけじゃなく、風水でいう「入口(玄関・門)=気の出入り口」の話に通じるところがあるんです。要するに、玄関は“気の出入り口”=ここを整えると気分も流れも良くなる、ってやつ。
- 口あけ:「入ってこーい!」係(福・良いご縁を取り込む)
- 口とじ:「出ていくな!」係(入った福を逃がさない)
- 玉持ち:「大事なもの預かります」係(家族・宝物・商売の要)
- 目力強め:「にらみ番」係(邪気を寄せつけない)
シーサーは、答えが一つに決まってるものじゃなくて、地域や作り手、家ごとに“解釈の幅”がある文化です。置き方の細かい流派はさておき、まずは「玄関まわり(入口)に置いて、外に向けて“見張り役”にする」くらいで十分。
伝えたい大事なのポイントはここ。
「置く場所をきれいにして、毎日自然に目に入る位置に置く」――これだけで、見守られている感覚になって安心感が得られるんです。
うちでは散歩中に、見つけたシーサーを勝手に「担当当てゲーム」してます。「この子は取り込み担当!」「玉持ちだから宝物担当!」みたいに言うだけで、子どもがめちゃ乗ってきます。そして家に帰ると、玄関のシーサーにも言うんです。
「よし、今日も入口は任せた!」
で、ここまで分かってくると、街を歩くときの目線が変わります。屋根の上、門の上、店先、マンホールの上。見つけるたびに、頭の中で勝手に実況が始まる。
「この子は“取り込み係”か?」
「こっちは“守り係”だな?」
「玉持ち…宝物担当…!」
役割がわかれば、次に決めるのはどこに置くか。まずは基本。
シーサーの置き方
- 向き:基本は「外(入口の方向)を見る」
- ペア:置けるならペアがいい(阿=口開け/吽=口閉じ)
- 場所:玄関まわり/目に入る場所がいちばん(外でも室内でもOK)
「玄関・ベランダ・マンション内」「左右」「方角」まで詳しく知りたい方はこちら:
シーサーの置き方・向き・玄関別ガイド
玄関タイプ別|マンション・一戸建て・お店
- マンション:玄関の内側(靴箱上など)で「外向き」を意識。共有部に置く場合は管理規約もチェック。
- 一戸建て:門柱・玄関横・玄関内の棚など、いちばん目に入る“入口動線”に置くとしっくりきます。
- お店:入口の左右・レジ側の視界に入る場所が定番。お客さんの「入ってくる線」を守るイメージ。
実はここが一番大事
ルールを増やすより、「入口・玄関まわりをきれいにして、毎日ちゃんと目に入る位置に置く」。シーサーが“働きやすい”場所を作ると、こっちの気分も自然と整う。ここが大切
置き方がイメージできたら、次は「家の中で楽しむシーサー」もアリです。
雨の日は「おうちでシーサー」で、沖縄気分を楽しむ
沖縄って、晴れてる日が多いイメージですが、年間通して3分の1ほどしか晴れの日ってないんですよ。外に行けない日、家の中で子供たちと遊ぶとき今日はどうしようかってなることも。
そんなときにうちでやってよかったのが、紙粘土のシーサー作りです。
上手い・下手は関係なくて、子どもが「口あける!」「眉毛つける!」って勝手にこだわり始める。
気づいたら家の中に、ちょっと明るい“沖縄の気配”が生まれるんですよね。
材料や道具、乾かし方のコツまでまとめたので、よかったらこちらから: 紙粘土シーサーの作り方|道具・手順・子どもと楽しむコツ
紙粘土で一回作ってみると、不思議と「本物のシーサー」もじっくり見たくなるんですよね。自分で作ってみたからこそ、「シーサーって、想いを形にするものなんだな」って腑に落ちる。すると、街で見かけるシーサーも“置物”じゃなくて、自然にこう思うようになるんです。
「今日はどんな顔で守ってるんだろ?」って。
その目線があると、特別なかたの新築祝いや開店祝いみたいな節目でも、相手の入口に合う“一点ものシーサー”を、気持ちごと贈りやすくなるんです。
新築祝い・開店祝いで喜ばれる「シーサー」
この前、友だちの新築にお邪魔したときの話。玄関に立った瞬間、ふと「ここって“家の入口”なんだな」と実感したんです。
家の中はピカピカで、子どもは走り回って、みんな笑ってる。でも、祝いの品って悩むじゃないですか。家電は好みがあるし、消耗品は味気ない。そんなときにシーサーは、“飾り”じゃなくて“願い”まで一緒に贈れるのがいい。毎日目に入る場所に、「守ってね」って気持ちを置いていけるから。
とはいえ、ギフトで選ぶなら「どれでもOK」じゃなくて、サイズ感・素材・一対のバランスあたりを意識すると、「これだ!」が見つかりやすいです。
▶ ギフトで「本気の一対」を選びたい人向けに、ポイントをまとめました: 作家ものシーサーギフトの選び方(新築・開店祝い向け)
そして最後に、いちばん大きい疑問がドン。
「そもそも、シーサーっていつから沖縄にいるの?」
シーサーの由来と歴史|どこからやってきた守り神?
ある日、子どもと一緒に那覇市壺屋のやちむん通りを散歩していて、古そうなシーサーが置いてある、ちいさなカフェに入りました。カウンターの上には、雨風にさらされ年季の入っている片方の耳がちょっと欠けた、素焼きのシーサー。
「このシーサー、前からずっとここに居るんですか?」
そう聞いてみると、店主さんがコーヒーを淹れながら、ゆっくり教えてくれました。
「前は店先に置いていたんだけど台風の時に耳が欠けちゃって、、、それからはカウンターに移したんだよ。」
「シーサーって、昔はね、“入口を守る獅子”みたいな感じで、村の入口とか門のところに置かれてたんですよ。それが屋根にも乗るようになって、いまは玄関とか店先とか、普段の目線にいちばん近い場所にいる感じですね〜。」
シーサーのルーツは“獅子”の守り神
ここ、他のサイトでも紹介されているポイントなんですが、沖縄(琉球)は中国から“直接”獅子像文化が入ってきたとされる一方で、本土の狛犬は中国から朝鮮半島(高麗)を経由して伝わったという説がよく紹介されます。だから似ているけど、土地ごとに“育ち方”が違う――みたいに見ると、すごく分かりやすいです。
シーサーの名前の由来には諸説ありますが、ヒロ的に好きな説は、よく言われている「獅子(しし)」がなまったという説です。
中国や東アジアには、昔から「ライオンをかたどった守り神」がいて、それが国を越えて海を渡り、琉球の文化の中に溶け込んでいった――そんなふうに語られることが多いです。
海を通じた交易でいろんな国とつながってきた場所。その中で、“獅子の守り神”も一緒にやってきて、いつの間にか「シーサー」と呼ばれるようになった。
こういう歴史って当時の状況を想像してみると、ちょっとワクワクしませんか?
屋根の上のシーサーから、玄関のシーサーへ
少し前の沖縄の街並みを思い浮かべると、シーサーは「屋根の上にドンッ」と座っている印象が強めです。
- 赤瓦の屋根の上で、集落全体を見渡すように構えるシーサー
- 台風にも、強い日差しにも負けず、ずっと同じ場所にいるシーサー
- 「家を火事や災いから守ってくれるように」と、家のいちばん高いところに置かれてきたシーサー
ただ、暮らし方や家のつくりが変わってきた今では、シーサーはぐっと私たちの目線に近い場所にいることが増えました。
- 屋根ではなく、門柱や塀の上に乗っていたり
- 玄関のドア横で、来る人を迎えてくれていたり
- 室内のテレビボードや棚の上に座っていたり
県内在住の感覚でいうと、シーサーは「遠くから村を見守る存在」から、家族やお客さんの“出入り口”を見守る存在へ近づいてきたイメージです。
史実で見る:富盛の石彫大獅子(“村を守る獅子像”の代表例)
「シーサーって、いつ頃からあるの?」の答えを具体例で。
沖縄本島南部(八重瀬町)にある富盛の石彫大獅子は、1689年に造られたとされ、集落を守る獅子像として知られています。
ヒロ的にここが好きポイントは、「家の玄関」よりスケールが大きくて、高台に設置されていて“村・土地の入口を守る”発想が見えるところ。家の屋根や門柱のシーサーも「広さは違うけど、同じ考えなんだ」。
シーサーの種類(代表的な分け方の一例)
シーサー(獅子像)は、置かれる“守りの範囲”でざっくり分けるとイメージしやすいです(呼び方は地域や資料で違いがあります)。
- 宮(グスク・御嶽など)を守る獅子:権威ある場所・聖域を守るイメージ
- 村落(集落)を守る獅子:入口・土地を守る(例:富盛の大獅子のような発想)
- 家(暮らし)を守る獅子:屋根・門柱・玄関・店先など、生活の目線に近い守り
昔から変わらないこと、いま増えてきたこと
いまのシーサーは、本当に表情が豊かです。
- カラフルで、思わず写真を撮りたくなる子
- シンプルで落ち着いた、いぶし銀の子
- 丸くて、子どもの落書きみたいな顔をした子
いろいろな“顔”が増えてきましたが、根っこに流れている願いは、昔から同じ。
「この家、この場所で暮らす人たちが、今日も笑って過ごせますように」
壺屋やちむん通りは「シーサー探し」が楽しい通り
壺屋やちむん通りって、器に目がいきがちなんですが、実はシーサー観察にも向いてるんです。店先・棚・塀の上・屋根の上…同じ通りなのに、顔もキャラも全然違う。うちは子どもと「今日の推しシーサー」を決める遊びをします。
「この子、絶対しゃべる」「この子、眠そう」
って言いながら歩くと、散歩が一気にイベント化します。
で、ここが面白いところ。
シーサーは“引っ越し”する守り神
シーサーって「ずっと同じ場所にいる守り神」っぽいのに、実はわりと“引っ越し”するんですよね。屋根の上にいた子が、門に降りて、店先にいて、最後は室内の棚の上…みたいに、暮らしに合わせてポジションが変わる。
このポジションが変わっていくってところが沖縄らしくて面白い。“家を守る”だけじゃなく、“暮らしに寄り添う”守り方をタイムリーにこなしてくれる頼もしさがあるんです。
こういう“現地の空気”に触れると、買う前に一回「会いに行く」のも楽しくなります。
「買う」より先に、いちど会いに行くのもあり
シーサーって、不思議で。写真で見るより、現地で見た方がグッと来るんですよ。壺屋の通りを歩いていると、店先や屋根の上に、顔つきの違う子たちが並んでいて。子どもが「この子、怒ってる?」「こっちは笑ってる!」って勝手に物語を作り始める。
その瞬間に気づくんです。シーサーって“飾り”じゃなくて、暮らしの中で一緒に育つ存在なんだなって。
もし沖縄に来る予定があるなら、買う前に絵付けや手作り体験を挟むのもおすすめです。「思い出+自分で作った」になると、家に置いたときの愛着が段違い。
▶ 子連れでも行きやすい体験スポット
国際通り・恩納村など|子連れ向けシーサー体験スポット
ルーツを知ると、シーサーが「沖縄の暮らしに根づいた守り神」なのが見えてきます。ここでよく聞かれるのが、もうひとつ。
「シーサーって、狛犬と何が違うの?」
シーサーと狛犬、何が違う?ヒロ目線で比べてみる
お正月、横浜の従妹のお家へお邪魔したとき。近所の神社に初詣に行くと、鳥居のそばに、立派な狛犬が2体並んでいました。それを見たうちの子が一言。
「あ、シーサーだ!」
たしかに、ぱっと見はよく似ています。ここから、「シーサーと狛犬の違い」を説明する時間が始まりました。
いる場所と、守っている“範囲”の違い
- 狛犬:神社や寺の入口で、神様のいる場所を守る
- シーサー:家・お店・街角など、人の暮らしの場を守る
どちらも「入り口を守る」という役割は似ていますが、狛犬は“神域の門番”、シーサーは“暮らしの門番”。私の感覚でいうと、
神社に行くとき → 「きちんとした場所におじゃまします」の気持ちで狛犬
家に帰ってきたとき → 「ただいま」と言いたくなる玄関にシーサー
そんな役割分担を感じます。
見た目・雰囲気の違い
狛犬は、石の色も表情も比較的おだやかで、左右対称に近いデザインが多いですよね。 一方シーサーは、沖縄ならではの“遊び心”がたっぷり入っていて、
- 色がカラフル
- 歯をむき出しで笑っているように見えたり
- ちょっとおどけたポーズをしていたり
- とにかく個性が強い子が多い
県内で暮らしていると、
「ここのシーサー、ちょっと顔色良すぎない?」
「この子、絶対おしゃべり好きだよね」
みたいな会話が自然と出てくるくらい、“キャラクター感”の強い守り神です。
写真を撮るときの「違い」の楽しみ方
もし神社の狛犬と、沖縄のシーサーを両方見る機会があれば、こんな視点で比べてみてください。
- 立っている場所(高さ・距離感)はどう違うか
- 表情の「きっちり感」「ゆるさ」はどう違うか
- 左右のバランスは、どちらがそろっているか
読み終わるころには、写真を撮るときも「この子はどんな役目を背負ってここにいるんだろう」と想像しながらシャッターを切れるはずです。
- 設置場所:狛犬=参道・社殿前/シーサー=屋根・門柱・玄関・店先など暮らしの導線
- 素材:狛犬=石が多い(屋外前提)/シーサー=陶器・漆喰・石など幅広い
- サイズ感:狛犬=“場所の顔”として大きめが多い/シーサー=手のひらサイズ〜屋根上までレンジが広い
つまり、狛犬は“神域の門番”、シーサーは“暮らしの門番”。じゃあ実際、家に迎えるなら どこに・どの向きで 置くと気持ちよく暮らせる?
そのあたりは、県内在住目線で別記事にまとめています。→ シーサーの置き方・向き・玄関別ガイド
よくある質問(FAQ)
Q. シーサーは片方(1体)だけでも大丈夫?
A. 大丈夫です。昔は屋根に単体で置かれる例も多く、「入口(暮らし)を守る担当」として機能すればOK。迷ったら置き方ガイドもどうぞ。
Q. 屋内に置いてもいい?
A. もちろんOKです。玄関棚やリビングの見える場所に置いて「毎日目に入る=見守られてる感」が出る方が、暮らし的には効きます。
Q. 口の左右(阿吽)は決まってる?
A. 目安はありますが、地域や作り手で違いがあり「必ずこう」とは言い切れません。大事なのは“役割で見る”こと。
Q. シーサーと狛犬って、結局どっちが先?
A. どちらも「獅子像文化(守り獣)」の流れの中にあり、沖縄は中国から直接、本土は朝鮮半島を経由…など“伝わり方の違い”として整理すると分かりやすいです。
まとめ|迷ったら「入口・外向き・きれいに」
- 入口(玄関・門・店先)は、気分も流れも決まる場所
- 向きは基本「外(入口の方向)」にして“見張り役”に
- ペアでも1体でもOK。大事なのは「役割を持たせる」こと
- 結局いちばん効くのは、入口まわりをきれいにして、毎日目に入る位置に置く
さらに深掘りしたい方はこちら:
・置き方・向き・玄関別ガイド


参考(より深く知りたい方へ)
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