年にどのくらい掃除すればいい？

沖縄では年1〜2回（春・秋）の徹底清掃に加え、月1回のフィルター清掃を推奨します。特に梅雨入り前の実施がベストです。

自分で分解しても大丈夫？

フィルターと吹出口までがセルフ範囲です。内部ファンや基板の清掃・点検は故障や感電の恐れがあるため、プロ業者へ依頼してください。

使用10年以上、毎年ガス補充が必要、高額修理が見込まれる場合は更新サインです。最新の省エネ機種なら消費電力を30〜40％削減できる場合があります。

「温度を下げても全然冷えない…」／「風は出てるのに涼しくならない…」

温度を下げても部屋が冷えず、湿気だけが残る。家族は汗だく、電気代だけ上がる。業者を呼ぶ前に自分で直せるか、それとも沖縄特有の要因（塩害・設置・環境）なのかを切り分けたい——本ガイドは「症状→原因→最短の一手」を順に示します。

この記事を読めば：

※ 症状が重い（異音・油臭・霜・吹出が室温）場合は修理ガイドへ。

沖縄は本州よりも湿度・塩分・稼働時間が極端に高く、エアコンにとって過酷な環境です。以下の要因が重なると冷却性能が落ちます。

原因	沖縄での特徴・背景
塩害・腐食	海風の塩分で室外機が錆びやすく放熱性能が低下。放置で冷媒圧が下がり冷えにくい。
高湿度・結露	湿気でカビ・ホコリが固まり、内部フィンの風通しが悪化。ドレン詰まりや水漏れも発生。
長時間運転	稼働時間が長く、モーターやコンプレッサーの劣化が早い。
🛠冷媒ガス不足／部品不良	ガス漏れ・センサー劣化・膨張弁詰まりなど。掃除では改善しない典型例。
ヤモリ／虫の侵入	基盤や配線に侵入してショート・誤作動。沖縄で多い故障原因。

海風の塩分は熱交換器や端子を徐々に腐食させ、冷えが弱い／運転音が大きい／電気代が上がるといった症状に繋がります。室外機の定期洗浄・防錆コート・潮風直撃を避ける設置が基本。厳しい環境では耐塩害仕様も検討。

掃除機→水洗い→完全乾燥（月1回目安）。「風は出てるけど冷たくない」主因はフィルター汚れ。

遮光カーテン＋アルミ断熱シート＋外側のすだれで外熱を遮断。室温−2℃／負荷−15%目安。

詰まり・虫侵入は冷却不良や水漏れの原因。専用ブラシ・メッシュで予防。

海塩粒子・高湿度・台風期の飛来塩分で腐食が起きやすく、設置環境次第で寿命が短くなることも。

冷媒ガス不足・センサー異常・コンプレッサー劣化の可能性。分解洗浄やガス点検を。迷ったら30秒診断（ハブ）へ。