坂道20分抱っこで学んだパパが伝えたいベビーカー選びのコツ
「ちょっとしたイベントだから、ベビーカーなしでいいか」そう思って、片道20分の坂道を下の子を抱っこして歩いたら、行きも帰りも腕と腰がパンパンになりました。あの日、「やっぱりベビーカーって大事だな…」と、体で痛感しました。
同じように坂道・階段・駐車場からの距離で悩みそうなパパ・ママに向けて、「パパ目線でこういうポイントを押さえておくと楽だったな」という視点でベビーカー選びのポイントをまとめておきます。
坂道20分抱っこで気づいた「やらかし」
ある日、家族で勝連城跡のイベントへ行くことにしました。駐車場から会場までは、目と鼻の先。「まあこのくらいなら抱っこでいけるでしょ」と、ベビーカーを車に積まず、抱っこ紐すら持たずに出発したのがスタートです。
勝連城跡前の駐車場は満車ですでに渋滞。仕方ないので勝連城跡から20分ほど離れた臨時駐車場へ駐車。駐車場からのシャトルバスは7〜8名乗りの小型バスのみで長蛇の列。
会場では子どもが楽しみにしている獅子舞のイベントはすでに始まっているので、20分ほどだしどうにかなるかなぁと思いながら下の子を抱っこしててくてく歩いていくことになりました。
ところが、会場が近づくにつれて人の数がすごい。入場無料のイベントということもあって、大勢のお客さんでごった返し。やっとのことで入り口についたと思ったら入場規制されていました。
「これはちょっと危ないね…」ということで、会場には一歩も入らず、来た坂道をそのまま引き返すことに。下の子を抱っこしたまま、坂道を往復40分歩くことになりました。
イベントよりも、腕と腰の筋トレをした一日になってしまいました。このとき心の中で何度も思ったのは、「素直にベビーカー持ってくればよかった…」という一言でした。
坂道20分で痛感した「ベビーカーで大事だったポイント」
じゃあ、あの日ベビーカーがあったら、何が違ったのか。実際に坂道を抱っこで歩いてみて、パパ目線で「ここが大事だな」と感じたポイントがいくつかあります。
① 押しやすさは「タイヤ」と「ハンドルの高さ」
坂道やガタガタ道で効いてくるのがタイヤの大きさとクッション性。できれば前輪が少し大きめで、段差に引っかかりにくいタイプだと、坂道でも腕への負担がかなり変わります。
もう一つ、地味に大事なのがハンドルの高さ。パパが押す場面が多いなら、身長170cm前後の人が押しても前かがみになりすぎない高さかどうかもチェックしておきたいところです。
② 「軽さ」よりも「持ち上げやすさ」
スペック表の「重量◯kg」は目につきやすいですが、実際に坂道や階段で感じるのは、持ち手の位置と持ち上げやすさです。
片手で子ども、もう片方の手でベビーカー、という場面は意外と多め。そんなとき、持ち手の位置が分かりやすくて、片手でもひょいっと持てる作りだと、かなりストレスが減ります。
③ 折りたたみの「手数」が少ないか
駐車場〜会場までの移動では、「車から出す → 広げる → 乗せる → 会場で畳む」など、ベビーカーを出し入れする動作が何度も登場します。このときに効いてくるのが折りたたみの手数の少なさ。
片手でワンタッチに近い操作で開閉できるタイプだと、子どもを抱っこしながらでも扱いやすくて安心です。
④ 車移動が多いなら「荷室への収まり」も大事
車移動がメインの家庭では、ベビーカーのサイズ感はトランクに収まるかどうかがカギになります。奥行きがギリギリだったり、他の荷物が積めないと、「今日はベビーカーやめておこうか…」となりがち。
結果、今回のような「抱っこで坂道」という選択をしがちになります。
⑤ 親も子どもも「暑さ対策」ができるか
特に沖縄のような暑い地域では、背面の通気性やサンシェードの大きさも、坂道以上に大事なポイントです。
直射日光をしっかり避けられるか、風が通りやすい構造になっているかも、長時間のお出かけではチェックしておきたいところです。
生活スタイル別に考える「ベビーカーのタイプ」
ベビーカーを選ぶときに迷いやすいのが、「A型・B型・バギー・両対面・三輪」などの種類の多さです。専門家目線ではなく、あくまでパパとして使ってみた体感から、こんなシーンが多い家庭はこのタイプが楽そう、という目安を書いておきます。
車移動がメインの家庭
- トランクに収まりやすいコンパクトさ
- 片手で畳める(子どもを先にチャイルドシートへ乗せやすい)
- 駐車場〜目的地までの距離が長い場合は、タイヤがしっかりしたタイプ
バス・モノレール・電車をよく使う家庭
- 軽さ&折りたたみのスピードが最優先
- 畳んだときに自立するタイプだと、乗り降りがかなり楽
- 肩がけストラップ付きだと階段でも安心
坂道・階段・アップダウンが多い家庭
- 大きめタイヤや三輪など「走行性重視」のモデル
- 持ち手が掴みやすく、両手でしっかり押せるフレーム
- ブレーキ操作が直感的&確実なもの(足元のレバーなど)
思い切って「2台持ち」もアリ
すべての条件を1台で満たそうとすると、どうしても中途半端になりがちです。予算が許せば、
- 普段使い:押しやすさ・乗り心地重視のメイン機
- 旅行・帰省・公共交通機関用:軽量コンパクトなサブ機
という2台体制も、かなり現実的な選択肢だと感じました。
買う前にチェックしたい「パパ目線の5つの質問」
最後に、過去の自分に渡したいチェックリストをまとめておきます。ベビーカーを検討するときに、頭の中でこの5つを自問してみると、「買ってからのギャップ」が少し減るはずです。
- ① 坂道・段差が多い道を、このタイヤで本当に押せそう?
- ② 子どもを抱っこしたまま、片手で畳んだり持ち上げたりできそう?
- ③ 車のトランクに積んだとき、他の荷物もちゃんと入る?
- ④ パパとママ、両方が押してみてハンドルの高さはしっくりくる?
- ⑤ 暑い季節でも、子どもがグッタリしない通気性と日よけがありそう?
どれも当たり前のようで、実際には「買ってから」気づきがちなポイントです。未来の自分の腕と腰を守るためにも、少しだけ具体的に想像してから選んであげると、坂道20分抱っこコースを回避できる確率が上がるはずです。
まとめ:坂道20分抱っこは、もう卒業したい
ベビーカー選びは、「どれが一番人気か」や「デザインがかわいいか」だけでなく、自分たち家族の生活動線に合っているかどうかがいちばん大事なんだと、坂道20分抱っこであらためて感じました。
もし、同じように
- 坂道や階段が多いエリアに住んでいる
- イベント会場や公園まで、駐車場から少し距離がある
- 車移動がメインだけれど、たまに公共交通機関も使う
という環境なら、「腕と腰の負担を減らす」という視点も、ベビーカー選びの条件に入れてあげてください。あの日の自分のように、「まあ今日は抱っこでいいか」と思った結果、坂道20分×2本コースになるパパが一人でも減ればうれしいです。

